まずは建物部分の税負担が考えられます(※土地には消費税がかからない)。
建物部分の税込価格が上がることで、同じ頭金であればローンの借入額が増えるため、総返済額もアップ。
そのほか仲介手数料や新築・引っ越しに伴う周辺費用にも影響致します。
建物3,000万円、土地1,000万円の家を買うと・・・ |
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消費税8% |
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消費税10% |
消費税額 |
240万円 |
▶
60万円UP |
300万円 |
4,000万円の住宅を購入する場合の仲介手数料(税込)を計算 |
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消費税8% |
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消費税10% |
仲介手数料 |
136万800円 |
▶
約2.5万円UP |
138万6,000円 |
※仲介手数料は売買価格×3%+6万円+消費税で計算
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建物3,000万円、頭金500万円支払い、残額を35年ローンで借り入れると・・・ |
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消費税8% |
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消費税10% |
建物税込価格 |
3,240万円 |
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3,300万円 |
ローン借入額 |
2,740万円 |
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2,800万円 |
ローン総返済額 |
3,523万5,480円 |
▶
約77万円UP |
3,600万7,020円 |
※収入額の目安は、扶養多少となる家族が1人(専業主婦、16歳以上の子どもなど)の場合をモデルに計算した結果
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引っ越し、家具購入など、新築でかかる額が合計で140万円だと・・・ |
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消費税8% |
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消費税10% |
消費税額 |
11万2,000円 |
▶
約3万円UP |
14万円 |
▲ 上記例の場合:約142.5万円UP
増税後は給付金が最大20万円増額
8%時は年間510万円以下の世帯に最大30万円の給付だったが、10%時には年収775万円以下の世帯に最大50万円が給付される。
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申請すればもらえる「すまい給付金」も最大20万円UP!
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給付額の決まり方 |
消費税8%時 |
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消費税10%時 |
収入額の目安※ |
給付基礎額 |
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収入額の目安※ |
給付基礎額 |
425万円以下 |
30万円 |
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450万円以下 |
50万円 |
425万円超、457万円以下 |
20万円 |
▶ |
450万円超、525万円以下 |
40万円 |
475万円超、510万円以下 |
10万円 |
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525万円超、600万円以下 |
30万円 |
- |
- |
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600万円超、675万円以下 |
20万円 |
- |
- |
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675万円超、775万円以下 |
10万円 |
※収入額の目安は、扶養多少となる家族が1人(専業主婦、16歳以上の子どもなど)の場合をモデルに計算した結果
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給付額=給付基礎額×持分割合 |
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- 一人でローンを組むより、夫婦で組んだほうが、すまい給付金の額がアップすることも!
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名義 |
給付額 |
合計 |
夫一人の名義 |
夫の給付額 |
20万円 |
20万円 |
夫婦の共有名義
(持分比率/夫5:妻5) |
夫の給付額 |
20万円×50%=10万円 |
25万円 |
妻の給付額 |
30万円×50%=15万円 |
※消費税率8%時に、夫の年収450万円、妻の年収300万円の場合の事例
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増税後は給付金が最大20万円増額
消費増税を機に適用期間が10年~13年に延長。
11年目以降は建物購入価格の2%の3分の1か、年末ローン残高の1%のいずれか少ない額が控除される。
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借り入れ額3,000万円で戻ってくる税金をシミュレーション(Aさんの場合)
- 年収(額面金額)
500万円
- 所得税額
14万円
- 借入額
3,000万円
- 住民税額
25万円
- 10年で合計
約259万円戻る
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建物価格2,000万円の場合の増税分負担は!?
2,200万円(消費税10%)-2,160万円(消費税8%)=40万円(この負担分は還付される!)
建物価格が2,000万円なら、11年目以降は3年で合計約40万円が追加で戻る!
無理のない余裕をもって返せる、「借入額」を把握しよう!
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銀行 |
銀行をはじめ信金・労金など民間の金融機関によって融資される住宅ローン |
住宅金融支援機構 |
国土交通省と財務省が所管する独立行政法人。民間住宅ローンの供給を支援する。 |
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借入金の目安は物件価格の80%以下! |
銀行などの金融機関から融資してもらう住宅ローンは借入額が大きくなるほど、トータルの返済額も大きくなります。
年齢や年収に応じて借入額や返済期間の上限は変わる。借入額は物件価格の80%以下とするのが理想的。 |
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自己資金+援助金で物件価格の20%以上が目安! |
頭金や諸経費などに用いられる自己資金。
一般的に物件価格の20%以上が目安とされ、たとえば3000万円の住宅ならば、
最低でも自己資金は親族からの資金援助を含めて600万円は用意しておきたい。 |
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資金を上限いっぱいまで借りるのはNG
限度額いっぱいまで借りてしまうと、返済のために生活が苦しくなってしまう。
そのため、借りられる上限だけでなく、「自分が返せる上限」を把握することが重要だ。
年間最大返済額の目安は「年収×25%」
この金額と返済期限を照らし合わせ、無理のない借入金額を設定しよう。
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ココは要注意!
「諸費用」は意外とネック!約250万円かかることも
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物件価格の5~8%が目安に
住宅ローンで気を付けたいのが諸費用だ。ローンを組む際、手数料や税金、司法書士報酬といったさまざまな費用がかかる。
諸費用の目安は物件価格の5~8%で、この金額を物件価格とは別に確保しておく必要がある。 |
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まずは、建売住宅と注文住宅どちらが向いているか診断してみよう!
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チェックが多い人ほど注文住宅向き
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- すでに土地がある状態
- 自分の好みのデザインや間取りを優先したいと考えている
- 時間をかけてもいいから、しっかりとしたいい家を建てたい
- 住み替え、建て替えはあまり考慮していない
- 二世帯住宅、店舗付き住宅といった特殊な希望を持っている
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注文住宅、建売住宅のメリット・デメリットを知ろう!
注文住宅 |
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建売住宅 |
メリット◎ |
外観や内装を好きにデザイン可能※ |
工法や建材、部材、設備が自由に選べる |
設計・施工パートナーも選び放題 |
間取りをライフスタイルに合わせられる |
デメリット× |
費用はコントロールできるが割高になりがち |
設計から施工までに時間がかかってしまう |
あまり個性的な造りだと売却が難しい |
土地がないと購入に手間がかかる場合も |
※ある程度制約がある場合も
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メリット◎ |
購入してすぐに入居が可能 |
モデルルームで仕上げや設備を確認できる |
注文住宅よりも割安に購入できる |
間取りが標準的で売却しやすい |
デメリット× |
外観や内装の好みは妥協が必要 |
設備を事前に組み込むことができない |
工事の状況を見るのが難しい |
間取りをライフスタイルに合わせられない |
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価格交渉は不可能じゃない!希望価格を提示してみよう
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① 収入から1ヵ月の返済可能額を算出
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返済上限額をまずは知る
年収をベースに一ヵ月あたりの返済上限額を算出。
ただし、維持費がかかるので、この金額すべてを返済に充てられるわけではない |
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② 維持費を差し引いてリアルな返済額を出す
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毎月かかる維持費を考慮
戸建てならば外壁や水回りの修繕など、ローン返済以外にも将来的に必要となる維持費を試算し、返済上限額から差し引く |
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③ いくら借りるのが妥当か計算する
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妥当な借入額を算出する
下の表を参照し、妥当な借入額を算出する。
ただし、この金額が必ず銀行から借りられるわけではないので注意が必要 |
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④ 自己資金を足して総予算を出そう
1000万円あたりの月々返済額(元利均等返済の場合)
金利 |
返済期間 |
20年 |
25年 |
30年 |
35年 |
1.00% |
4万5989円 |
3万7687円 |
3万2163円 |
2万8228円 |
1.50% |
4万8254円 |
3万9993円 |
3万4512円 |
3万618円 |
2.00% |
5万588円 |
4万2385円 |
3万6962円 |
3万3126円 |
2.50% |
5万2990円 |
4万4862円 |
3万9512円 |
3万5750円 |
3.00% |
5万5460円 |
4万7421円 |
4万2160円 |
3万8485円 |
3.50% |
5万7996円 |
5万62円 |
4万4904円 |
4万1329円 |
4.00% |
6万598円 |
5万2784円 |
4万7742円 |
4万4277円 |
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交渉の際には本気で購入する意思を示そう!
曖昧な気持ちだと交渉に応じてもらえません
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